亡き人との会話

定期的に、認知症の人を介護する家族の会を行っていますが、何年にも渡って参加してくださっている方も多く、そうすると介護を卒業される方もいらっしゃいます。
多くがご主人を亡くされた方々なのですが、お話を伺っていると、皆さんいろいろな思いを、あるいは日常のちょっとしたエピソードなどを、亡き夫に向かって、ごく自然に話しかけていることが分かります。
朝晩の挨拶に加えて、他愛もない話や、ときに感謝のことば、ときに恨み節…。

先日、父が亡くなって初めての父の日を迎え、実家に花を送りました。
白い花々に、小さなヒマワリがアクセントに入った小ぶりのアレンジメント。
母から「お花、届いたよ」とラインがきて、「○○(私の名)からのプレゼントだよー、と仏前に置きました。お父さんの『ああー○○かーきれいだなー』という声が聞こえるようです。お母さんも涙があふれます」とあり、思わず私もちょっと泣いてしまいました。
父の、「ああー、○○かー。きれいだなー」という声が本当に聞こえたからです。

母も毎日、仏前の父の写真に向かって話しかけているようですが(生前はあんなに喧嘩して憎まれ口をたたいていたのに、いなくなると寂しくて仕方ないようです…)、一方的に話しかけるだけではなく、会話しているのだと気づきました。

お別れには長い時間が必要です。
母も私も妹も、それをやっているところですが、元気なので安心してね、お父さん。

6月の楽しみ♪