今日の文章 2024.5

『私の身体について こんなに想ってくださるなんて 感謝です』

神経心理検査の書字課題でこのように綴った80代の女性Tさんは、続けて静かに次のように話されました。

「家ではごはん作って出して…、毎日いろいろみんなのお世話して。自分の身体のことを『どう?』なんて言ってくれる人はいません。でもそういうことを昔と同じようにできてるってことかなって思って…。私は、やってくれて当たり前と思われてるほうがいいのね。できてる、ってことだから」。

そして「おかしなものね、歳を取ると…」と言ってふふふと笑いました。

私がTさんの体調を心配して何気なくかけた言葉に、Tさんがふと感じたこと、気づいたことを述べ、私はそれを聴く…。こういう時間を大事にしたいです。

行きたかったカフェでお茶する至福のとき。